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2018.09.15 不動産投資は自分の家で起きてるんじゃない!現場で起きているんだ!

「事件は会議室で起きてるんじゃない 現場で起きてるんだ」
この言葉をご存知でしょうか?一世を風靡した映画「踊る大捜査線」で、織田裕二が演じる青島刑事が放った名言です。不動産投資もある意味では、この言葉が当てはまるでしょう。不動産投資において「現場」は大事であり、自分の家に籠っていたのでは良い物件は見つけられません。

 

不動産投資に「失敗者」がいるのはなぜか?

不動産投資も投資の一種ですので、残念ながら「失敗者」は存在します。「FXで破綻した」という言葉は聞いたことがあると思いますが、「不動産投資で破綻した」という話は中々聞かないことからも分かるように、不動産投資は比較的安定した投資ではありますが、やはり一定数失敗している人がいるのは事実です。

不動産は一千万円単位の買い物なので、会社員や公務員からしたら人生最大の買い物になるでしょう。そのため、慎重に物件を選ぶはずですし、最初から悪い物件をあえて買おうとは誰も思いません。では、なぜ失敗するのでしょうか?

答えは「本当の意味でその土地を知らないから」です。それが、今回のタイトルになっている「不動産投資は自分の家で起きてるんじゃない!現場で起きているんだ!」の意味です。

 

「土地勘」で他の投資家に差をつける

不動産投資は「土地勘」が重要です。土地勘を持っていることで他の投資家に差を付けることができ、不動産投資を成功へと導くことができます。不動産投資の最初のステップにして、最重要なステップは「物件選び」です。

不動産投資の物件選びは、物件の周辺調査を必ず行うべきです。たとえば、沿線交通(駅距離はどのくらいか)、歩きやすいか、商業施設は便利か、賃貸需要はあるかという点を、現地を見学したり、オンラインでデータを調べたりして見極めます。

ただ、色々と条件を定めて「この物件だ!」と思っても、その好条件を吹き飛ばす悪条件が潜んでいる可能性もあります。そんな時に「土地勘」が役立つというわけです。たとえば、土地勘があれば以下のようなことが分かります。
・そういえば、近くのあのコンビニはよく不良が溜まっていたな
・あそこはなんでか分かんないけど臭いんだよなぁ
・あそこは月に1回暴走族が集会を開いていて五月蝿いんだよなぁ

このような情報は、その土地に一回や二回行っただけでは分からない情報です。しかし、治安が良いと思っていても上記のように本当は良くなかったり、環境が良いと思っていても悪かったりすることもあります。そして、これらの情報は、賃貸の検討者も懸念する点であり、空室と退去率が上昇する要因です。

 

不動産投資は現場で起きている

不動産投資は「現場」が命です。たとえば、不動産ディベロッパーなどでマンションの用地を取得する部隊は、「千三つ」と呼ばれる希少な土地を探します。千三つとは、「千個の土地情報があれば、3つくらいしか良い土地はない」という意味です。その三つを見つけるために、足を棒にして現場を歩き回るのです。

会社員や公務員も本質的には同じです。良い物件と出会うためには現場に足しげく通い、そのエリアの土地勘を養う必要があります。もちろん、元々土地勘を持つエリアが理想ですが、中途半端に知っていても意味がありません。その情報が5年前のものであれば、信用できる情報かは怪しいものです。

だからこそ、現場を見て回り「この物件に本当に住みたいと思うか?」を常に考えなければいけません。それが、千三つの中で「三つ」の物件を見つける唯一の方法と言えるでしょう。